ガンダムのようなブラウザ戦争が面白い

11月の上旬だったと思うが、はてなブログのサービス不具合で、サイトへのアクセスが部分的に表示されない状況になったことがある(はてブの表示やはてなスターが表示されない状況)。
私のブログではこの他に、画像ファイルも表示されない状況になった。
勝手な想像であるが、画像用のファイルサーバの性能も著しく悪化したのだと思う。
気分悪!
と、思いながらもブログを編集していたのだが、ふとブラウザを変えて見ることにした。
ブラウザの性能差に驚く
いつもはMacのOSX標準のSafariを使用しているが、Chromeでアクセスしてみたところ・・・。
思っていたものよりも普通に表示された。
不具合の影響と思われる遅延は若干感じるものの、Safariの表示とでは明らかな差があったのだ。
そもそもブラウザシェアランキングでもSafariは比較的に低く、Chromeがダントツという状況でいろんな面でも、差があったのかもしれない。
ということで、私が長らく愛用していたSafariともお別れをする時がきたのだ。
Chrome拡張機能では以下のものをインストールした。
ウィルスバスター(気分が悪い)
楽天ポイント
Edit Hatena Blog
はてな通知
INBOX(メール通知)
Dashiane(パスワード管理)
ウィルスバスターが気分が悪い理由はサポーターが情けなかったからだ(どこも同じかも知れない)。
Safariでも拡張機能はあったが、はてな用の機能が無いので、この辺でもChromeが有利だろう。
はてなブログを使用している人にとって、「Edit Hatena Blog」「はてな通知」は便利ですね。Chromeを使用している人はぜひ使ってみてください。
私もChrome超初心者なので、Chromeでこんな機能が便利だよなどがあれば是非教えてください。
INBOXとDashianeは別途何かのネタ予備軍にします。
ブラウザの歴史
私は仕事の関係から比較的古くからインターネットに携わっていた。
そこで今回は私が知っている範囲で、歴代のブラウザについて紹介する。主観的なコメントも入っているのでご了承ください。
Mosaic(モザイク)
私が最初に使用していたブラウザである。
それこそインターネットが当時学術系で使用されていた時代だと思う。テキストと画像が中心の時代でした。
Mozilla
恥ずかしながらMosaicとMozillaの区別は全く付いていなかった。
どちらかというと同じプロダクトだと認識していたほどで特別な思い入れはない。
NetScape
世の中的に「インターネット」という言葉がちらほらと出始めだったころの主流のブラウザだろう。と、言いながら私はメインでは使用していなかった。
インターネットの世界で言えば、王様的なブラウザであったことは間違いない。
(Windows95が出るまでは)。
インターネットエクスプローラ
MicrosoftのOSに標準装備をなり、NetScapeの立場を奪ったと言っても過言ではないだろう(私もこちらをメインで利用していた)。
私はこの時をブラウザ戦争と呼んでいた。そして勝負はMicrosoft側に軍配が上がる(だってNetScapeは有料でIEは無料だもん)。
そしてブラウザ戦争よりも前には、実はPC戦争も起きていた。
もともとはGUIといえばApple社が筆頭で優れていた。
Microsoftがパクったのかわからんが、Winodws95(Windows3.1かも)を世に出し、DOS/V端末が各メーカから出され、安価なPCでOSのシェアを圧倒したのだ。
これによりApple社は倒産寸前まで追い込まれることになる。
まさにIT界の戦国時代であった。
そのころApple社は生き残りをかけて、Microsoft側につくようなそぶりで、MacOSも標準でIEを搭載し生き延びていた。
話はブラウザ戦争に戻すが、それでもNetScapeの操作性や性能面にこだわりを持った方は、有料でもNetScapeを利用していたと記憶している。
しばらくは両者でバージョンアップを繰り返し、東のNetScape、西のIEと言われるブラウザ戦争が続いていたと思う(ガンダムで言うところの「1年戦争」ならぬ「5年戦争」である)。
世の中にはインターネットの普及とともに、「誰でも」簡単にHTML文でHPの作成ができた。
ここでいう「誰でも」というのが戦争の勝敗を分けたと私は思う。
「誰でも」できるというのは、「HTML文章の誤記や曖昧さがあっても」という意味に繋がるのだ。
NetScapeはHTML文を厳しめに解釈したこともあり、表示されないページなどがあった。逆にIEは曖昧な解釈でも表示ができたのである。
「OS標準という戦略(Windows98とIEの統合)」と「インターネットの普及(誰でも)」
が加速したことで、世論はMicrosoftを選びMicrosoft王国が築かれたのだ。
Mozilla Firefox
NetScape陣営はプログラムソースを公開し、世の中の開発者を味方につける戦略へ移行したのだ。
そしてMozilla FireFoxを世に出し、第二次ブラウザ戦争が始まるのであった(私はそのころはWindowsがメインだったのでIEが中心であった)。
Chrome
PCからスマートデバイスへ変わってくる。
まさにIT業界のターニングポイントを迎えることになる。
ここで第4の勢力となる、スマートデバイスの王様Googleも参入してChromeを出してきた。
Safari
またAppleは一時は窮地に追い込めれながらも、iPodを世に出し世界中の人間のニーズを的確に捉え、大逆転の復活を果たすことになる。
そして、Microsoft陣営から離れ自社のプロダクトSafariへ切替えた。そしてiPhone・iPadを世に出し世界一のイノベーション会社へとなったのだ。
スマートデバイスの登場により、今度はPCを中心としていたMicrosoftの立場が苦しくなったのである。
第二次ブラウザ戦争
こうして第二次ブラウザ戦争は、混沌とした勢力図となった(東西南北の位置関係は関係ありません)。
東の狐(MozillaのFirefox)
西の獅子(MicrosoftのInternet Explorer)
北の狼(AppleのSafari)
南の虎(GoogleのChrome)
Edge
そして今、MicrosoftがIEを捨て、新たなEdge(スマートデバイスとPCの融合ブラウザ)を出したことで第三次ブラウザ戦争の引き金を引いた。
が・・・アクセス解析ではあまり見ないブラウザなので、まだ良い評価はされていないようである。
ブラウザを変更したというブログのつもりが、ガンダムっぽいブログになってしまった。