空席特急券でJR北海道へ「もの申してみた」

「空席特急券」の存在に対してJR北海道に実際にもの申した。
「空席特急券」とは、JR北海道のサービスで、自由席料金で指定席車両に乗れるサービスです。
席が空いていたら自由に指定席に座って良いというサービスだ。
あとで、指定席のチケットを持っている方が来たら、指定席チケットの方が優先されるので、座っていた席をどいて新たに空いている席を探して座ることになる。
詳しくは以前の記事で確認願います。
問い合わせに対する回答原文の記載は、企業の回答だとしてもプライバシー的に気分が悪いと思うので抜粋の記載とする。
いただいたコメントを以下のように箇条書きにした。
盛岡駅以北の区間を走る新幹線の大半が、全車指定席で運転する列車となった。
短距離のため指定席の確保を希望されないお客様のニーズにお応えする。
目立ったトラブル等も生じていない。
JR東日本が東北新幹線と直通しており、自由席の設定についてJR北海道単独で決定することが難しい状況。
私のツッコミ(ユーザ目線)
さて、この回答に対する私の是正して欲しいことは以下のとおりである。
回答1・2
盛岡駅以北の区間を走る新幹線の大半が全車指定席で運転する列車となった。
短距離のため指定席の確保を希望されないお客様のニーズにお応えする。
そもそも私は自由席がないことが問題だと考えている。
自由席と指定席の組み合わせは、明確にサービスとして良い区分分けと思っている。それぞれの相反するユーザのニーズに対して、相反するサービスでがっちりと当てはまっているのである。
正しくお客様のニーズを理解していないのだが「ニーズに答えている」とは的外れな感じがした。
回答3
目立ったトラブル等も生じていない。
トラブルが起きていないから正しいのではなく、これからトラブルが起こる可能性が高いから指摘しているつもりだ。
そして、「トラブルが生じる・生じない」ではなく、自分がその立場になったら嫌な思いをしませんか?ということを言いたい。
結局のところ「トラブルが生じていない」という事実で終わらせてしまい、真実に蓋をしているだけである。
回答4
JR東日本が東北新幹線と直通しており、自由席の設定についてJR北海道単独で決定することが難しい状況。
よくあるパターンで、「前の人がやっていたから良い」という考えで、物事を他人事としてみている場合よく聞くケースである。
そもそも、直通だとしても、東日本は全席指定、北海道は自由席と指定席が混在しても、何ら不便でもないのでは?
東日本区間:15両指定席
北海道区間:10両指定席+5両自由席
上記のとおり問題はないし、指定席利用者と自由席利用者の需要と供給が混じっても、区間ごとに見てみれば、消化しているとしか言えない(トラフィック理論)。
新青森で指定席が自由席に切り替えるのが、困難であることを言いたいのだろうが、そのような乗客は、指定席オンリーの座席を利用することになるので、面倒な乗り換えは発生しないのだ。
もし、トラフィック的に問題があれば、そもそものところで東日本区間でも全車両が指定席であることが、需要と供給に見合っていないのことになるのだ。
堂々と「北海道区間は距離も短く自由席のニーズも高いので、自由席車両を走らせます。」と決めればよかったと思う。
単純に「北海道だけでは決められない」と妥当性も根拠もなく正論ぽくいいたいのだろうが、全然正論には聞こえない。
「東日本と北海道の直通だから」はまさに「アッチョンプリケ」である(アニメのブラックジャックより)。
問題改善

北海道新幹線の赤字解消案
そもそもの問題は、北海道新幹線が赤字というのが根本的な問題だと思う。
私は改善案も考えているが、ブログが長くなるので次回のブログで紹介したい。