語り継がれる「函館美食倶楽部」

函館2日目です。昨日は函館の歴史に触れましたが、今日は函館ならでは食物を紹介する。
函館は食べ物(海の幸や北海道の大地)に恵まれた街です。
有名な食べ物としては、ラーメン、ジンギスカン・イカ料理などなど、数え切れないほど挙げられますが、今回は裏メニューの位置付けで函館市民が語り継がれる味「函館美食倶楽部」を紹介する(私が勝手に思っているだけです)。
函館美食倶楽部
ラッキーピエロ(通称ラッピ)
私が子供の頃にはなかったが、GLAYが有名になったころからだろうか、ちょっと変わったファーストフード「ラッキーピエロ」のお店が出てきた。
実は函館にはマクドナルドが入ってこれないほど、函館市民の胃袋を鷲掴みにしている(マクドナルドは数件あるが、いつもガラガラ)。
特に「チャイニーズ・チキンバーガー」はダントツの美味しさで、料理評論家の「岸朝子先生」も太鼓判を押している。
お店の中には岸朝子先生のポスターパネルがいっぱいだ(笑)
私も何度か食べているが、マヨネースと唐揚げのバランスが絶妙で、納得できるハンバーガーだ(マクドナルドが函館に参入できないのも納得)。
デミグラスソースとチーズがポテトに乗っているが、私は絶品には感じない。それどころか今後食べろことは無いだろう。
お店の雰囲気は昔のアメリカン風な様子を再現し、函館市内に12件ほどの展開しているのだ(アメリカンと函館は全く脈略はない)。
また、メニューも独特で、ハンバーガーの他にラーメン・焼きそば・カレーライス・オムライスなども幅が広く、メインメニューの的を絞っていないということと、店によって扱っているメニューが違っているというのも変わっている。
例えば「やきそば」はベイエリア店しかないとかである。
ガラナコーラ
これは私が子供の頃から存在しているコーラである。
日本では元々、コカコーラが出る前から、ガラナコーラが一足先に販売されていたのだ。
後にコカコーラが全国レベルで巻き返しを行なった。が、北海道販売が遅れたことで、道民はすでに根強い人気を持ったガラナコーラの方が定着された。という歴史がある。
私の味覚では「コカコーラ」「ガラナコーラ」と、お互い2トップでどちらがNO1になってもおかしくないほどの力を持っている。
味はちょっと薬っぽい味がするのだが、癖になる薬味で止められなくなる。
私も函館に来た時は必ず飲んでいる(あぶない薬ではない)。
ラッキーピエロでも販売されているので、ハンバーガー+ガラナコーラの組み合わせは、函館最強の組み合わせだろう。
ハセガワストアの焼き鳥弁当
30年ほど前からあるお弁当だ。ハセガワというコンビニが函館にあるのだが、そこで作られているお弁当である。
そもそも、函館の「焼き鳥」とは「焼き鳥」では無いのだ。豚肉(正肉)とネギを串にさし、焼いたものが函館でいう「焼き鳥」だ。味付けは普通に「たれ」「塩」である。
ご飯にノリを敷き詰め、焼き鳥数本(4本くらい?)を乗せた弁当だ。
最近は、私も食べなくなったが、出た当時は大ヒットで知らぬものはいないお弁当となった(今でも売られていると思う)。
GLAYのメンバーも「絶品」と公表していたと記憶している。
ホンコンやきそば
私が子供のころから大好きなインスタント風の焼きそばである。
作り方もシンプルで、本製品と水(200CC)フライパンに入れて煮詰めることで、麺が柔らかくなり水がなくなる頃に、ちょうどよい硬さで食べるというものだ。
お問い合わせ先が東京の「板橋」であるが、売られている場所は函館で販売され、道民がこよなく愛してやまないB級グルメとなっている。
今回の帰省でも自分へのお土産として持って帰ることにしている。
参考までに仙台でも売られていると聞いたことがある。
最後にイカそうめん
私が子供の頃に「イカそうめん」という食べ物が出始めた。その当時にお店で初めて「イカそうめん」を食べたエピソードである。
家族で噂の「イカソーメン」を注文し、しばらく経ちお店からイカの刺身を出てきた。
しかし、家族は誰も食べようとはしなかった。
そのうちお店の方が、「イカそうめん以上です」といわれ、初めて気が付いたのだ。
「イカそうめん=イカの刺身」ということを。
我々家族は、「そうめん」に「イカの刺身」が付いている食べ物と思い「そうめん」を待っていたのだ。
函館では「イカソーメン」は馴染まない。紛らわしいので普通に「イカの刺身」と読んでくれ。