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  • 執筆者の写真刹那

迷い犬が我が家の犬に・・愛犬「ピリカ」と膝枕!(イラストSai.さんより再利用)

更新日:2022年7月6日


先々週の続きだが、猫の「りき」の他に、「ピリカ」という犬とも暮らしていた。

前回はりきのエピソードを紹介したが、今回は「ピリカ」のエピソードを紹介したい(しんみりエピソードではない)。


迷い犬が我が家に居座った


迷い犬がやってきた(ピリカとの出会い)

私が小5の時の話である。

その日は公園で遊んでいたが、途中で知らない「わんこ」も混ざって遊んでいた(首輪がついていたので、どこかの家の飼い犬である)。


夕方になり私は家に帰るが「わんこ」も一緒についてきた。

動物は大好きだったのでウェルカムであるが、もちろん家に連れては帰れない。


家に帰るように話をしたが、その「わんこ」は私についてきた。

他の家の飼い犬だったので放置していれば、そのうち自分の家に帰ると考えていた。が、1週間ほどたっても帰る様子がない。


そのうち餌をあげるようになり、結果的に我が家に住み着いてしまったのだ(ほぼ一方的に)。


こうして父も母もわんこの執念に負け、我が家のわんこになった。


実はその前に・・、私はこっそりとわんことお話をしていた。「うちのわんこになる?」って。


わんこはしっかりと私を見つめ「うん!」と言ってのだろう。


ピリカの由来

わんこの名前をつける時がきた。


父、曰く「雑種とアイヌ犬が混ざってる」とのことである。また、わんこがメスだったこともあり、アイヌ語で「美しい」という意味の「ピリカ」という名前が付けられた。


こうして改名され、我が家のわんことなった(元の名前は分からず)。

今であればSNSを利用し、元の飼い主さんに返せるかもしれないが、そんな時代でもない(元の飼い主さんごめんなさい)。


犬なんだから迷子にならないで

こうして我が家の迷い犬ピリカとの暮らしが始まった。


父も母も犬の散歩の必要性を分かっておらず、6mくらいの長い鎖で自由に遊べるようにつないでいた。

散歩ができないぶん行動範囲も広かったが、ピリカもたまに首輪の金具を上手にはずし、自分で散歩に出かける日々であった(今思えば週1回の散歩で申し訳なかったです)。


あるとき散歩に出かけて、2・3日帰ってこないときがあった。


もしかしたら元の飼い主さんに会えたのかも?それはそれでピリカが幸せに過ごせればよいと諦めていた。


しばらくして私が学校に登校したら、グランドで人だかりとなっている。

どうやら犬が子供たちと遊んでいたのだ。


私も様子を見に行ったら、その犬が一心不乱に私に飛びついてきた。そして私にぴったりとなついてくる。


ぱっと見は気がつかなかったが、よく見ると程よく汚れたピリカだった。

その日は先生に状況を伝えて早退?した。


こうして無事にピリカとの再会を果たした(犬なんだからもう迷子にならないでね)。


子供たちが毎日遊びに来る

ピリカはメス犬だったので、毎年のように子犬が生まれ里親を探すのが行事となっていた。


ピリカが妊娠して出産のときは、我々家族も一緒になって一晩付き添い見守っていた。


そして子犬が生まれると、めちゃくちゃ可愛いです。

そんな可愛い子が4〜6匹生まれるんです。


子犬が生まれると、毎日のように近くの子供達がピリカと子犬に会いに来る。

日曜日の午前中はちょっとしたイベント状態です。入れ替わり立ち代わりで子供が遊びに来てくれました。


日曜日の朝の目覚めは、子供の遊び声と子犬たちがはしゃいでいる声で始まる。


一匹混ざっている。

ある日異変が・・・。

ピリカが子犬たちにおっぱいをあげながら、唸っているのだ。


何事かと思いピリカの様子を見ても、普通におっぱいをあげながら唸っている・・。

ピリカを撫でながら落ち着かせても、私の顔を見て困った顔をしている。また唸り始める。


子犬たちをよく見るとやっと異変に気がつきました。


あ!子犬が一匹多い!

子犬が一匹多いことに気がつきました。


しかも他の子犬たちより、ひとまわり大きい子が一匹混ざっている。

どのような経緯で一匹混ざったのかわかりませんが、ピリカの子供じゃない子犬がおっぱいを飲んでいるんです。


私は唸っているピリカにお話をしました。

「ピリカ!一緒に面倒みてあげてね」




言葉が通じたかはわかりませんが、それからは唸ることもなく「ピリカ家族+1匹」は仲良く暮らしていました。

よかったよかった!


ピリカとの膝枕は忘れられない

私は学校から帰ってくると、ピリカのそばに座り込み、学校や友達の話をして遊んでいた。

ピリカのそばで地面にお尻を付けて座り込み足を伸ばしていた(ズボンが汚れますが、どうでもよい)。


いつものように地面に座っていたときだ。

ピリカが近寄ってきたと思った瞬間、私の膝に倒れ込んできたんです。


倒れ方が異様だったので、病気か何かな?と思い焦ります。


ピリカの無事を確認するため、顔を覗き込む。

ピリカは「キョトン」とした顔で、私を見つめ返してきた。

????(病気でもなんでもないようだ)。


構図としてはちょうど「膝枕状態」。人間でいうとラブラブ状態の膝枕となっている。

あまりの愛しさにピリカをぎゅっととしたことを覚えている。今だったらスマホで写真を撮っていたでしょうね。


雪遊び

もう一つの遊びといえば雪遊びです。

私の実家が北海道の函館だったので、冬になるとそこそこ雪がつもる。


私はミニスキーを履いてピリカと散歩に出かける。

ピリカと「犬そり状態」の散歩が大好きであった。


私が「ピリカ!」と大きく声を出すと、ピリカも目の色を変え調子にのって早く走る。


こんな時に知らない犬と鉢合わせるときは怖い。

ピリカはファイティングポーズで知らない犬に飛びかかる。が、私がミニスキーを履いているため簡単には止めることもできず・・。


それでも無理にピリカを喧嘩させないように引っ張る。

が、私も踏ん張りが利きません。体制を崩して転ぶこともよくありました。


そんな時はピリカも心配になり、私の安否を確認に戻ってくる。

このようにプチ喧嘩は終了してました。


雪合戦で投げた雪をピリカが食べたり、犬小屋の隣にピリカのカマクラを作ったり、雪でいっぱい遊んだことを思い出す。


虹の橋を渡った2匹


私の子供時代〜社会人になるまでといえば、「ピリカ・りき」と、たくさんの思い出一色である。

勉強した思い出なんて一つも覚えていない(まじめに受験勉強をしなかった)。


残念なことに、私はピリカの死目に会うことはできませんでした。しかし、ピリカとの沢山の思い出を私の心に刻んでいます。


猫の「りき」もそっちに行ったので2匹で待っててね。

Sai.さんより


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