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  • 執筆者の写真刹那

住宅ローンの支払いが完了したら「抵当権抹消申請(SIMロック解除?)」が必須



住宅ローンの支払いが完了しました。

目眩するほど長期にわたる支払い計画でうんざりしてましたが、残り一千万円を切った頃から「強気の繰上げ返済」を続け、2020年5月に完了した。


本当は4月に終えることができたのですが、「繰上げ返済完了」と「定期返済完了」で、前者の場合は手数料が取られるような記述があったので、残り一ヶ月を残し定期返済で完了しました(本当に手数料を取られるか不明です)。


いやー。長い戦いでした。


支払いも終わり「よかった・よかった」と思っていたのですが、銀行より「重要書類在中」と封筒が届いた。


抵当権抹消登記申請ってなに?

支払いが終わったことで、銀行よりお礼の手紙だと勘違いしてました。


そして封筒を開けると、小難しい言葉がぎっしりと・・。「(根)抵当権抹消登記申請」をする必要があるようです。


(根)抵当権抹消登記申請


まずは「抵当権抹消とは?」何をする必要があるのか簡単に理解をしました。


抵当権とは

抵当権とは、融資を受ける際に借入れの担保として不動産に設定される権利です。住宅ローンを組む場合は、融資をする金融機関が購入不動産に抵当権を設定します。

抵当権抹消とは

権抹消登記をしておかなければ困るケースもあります。具体的には、次のようなケースで抵当権抹消登記をしておく必要があります。
  1. その不動産を売却するケース

  2. 新たに融資を受けるケース

  3. 相続に備えなければならないケース 住宅ローンを完済して抵当権の効力がなくなっていても、第三者から見ると抵当権の登記が残っていると本当に住宅ローンが完済されているのかは分かりません。このような不動産を買おうとする人はまず見つかりません。

うむ・うむ、SIMロックと同じようなものかもしれません。

SIMロック(抵当権)のままだとスマホを売ることができません。SIMロック解除(抵当権抹消)をして売却や相続ができるようにする必要があります。


スマホであれば数万円の問題で済みますが、不動産の場合は抵当に入ったままで、所有者が不幸なことがおきたら洒落になりません。


すぐにでも抵当権抹消をして、完全なる自分のものにする必要があります。


抵当権抹消の手続き

抵当権抹消登記申請する方法は2種類あります。

  1. 司法書司に依頼する方法

  2. 自身で手続きする方法

当然、前者は1〜2万円程度の手数料がかかります。

私の場合は自分でできそうか見極め、最悪の場合は司法書司に依頼することにした。

まず、さいたま地方法務局のサイトにアクセス「抵当権抹消」で検索すると必要な書類の確認ができます。


まずは、必要な申請書などを一式ダウンロードした。


記入要領を読むと「申請書」と銀行から同封された「資料一式」で済みそうである。

申請書もシンプルでWordで1枚程度です。記入事項も10箇所くらいで、基本事項程度の情報量でした。


ただ、何を書けば良いのかわからないといった感じです(笑)。

例えば、月日を記入する箇所では「原因」となっている(青字は事例です)。

原 因: 令和1年7月1日解除

補足説明では、「解除により根抵当権が消滅した日とその原因を記載」

さて?何御事やら・・。私はこれを読み以下のケースを想像した。

  1. 抵当権抹消申請した日

  2. 抵当権が解除した日(支払いが完了した日)

  3. 抵当権が解除した日(支払いが完了し銀行が了承した日)

単純に複数のことが考えられる。


このように一筋縄では行かないかもしれないが、「相談窓口」も開設されていたので、相談予約をした(何となく心強い)。


早速電話で予約して持参するものを確認した。

「印鑑証明書」とか「住民票」とかが必要で申請が完結できないと悲しいですからね。

電話での確認では、記入要領のとおり「申請書」と銀行から同封された「資料一式」とのことでした。


この程度であれば、何を書けば良いか聞きながら(相談しながら)ゴールもできそうです。


さいたま地方法務局へGo!

予約時間ぴったりに呼び出され席に案内され相談をした(相手の方を「先生」と呼びます)。

銀行の資料を一式提出した。

先生も資料を見たところで、私が一言も喋らずとも何をしにきたか理解されたようです。


以下の内容で説明をされました、

  1. 申請書のフォーマット変更

  2. 記入内容の説明と対比する情報

  3. 収入印紙の説明

申請書のフォーマット変更

我々が準備した申請書は「戸建て用」のフォーマットらしく、「マンション用」のフォーマットを準備いただきました。


記入内容の説明と対比する情報

司法書士

「原因とは○○を意味するので、銀行資料のここの日付です。」




先生が説明してくれます。説明を理解する余裕はありませんでしたが、単純に銀行の情報を申請書へ転記するだけでした。


上記の進め方で全項目の説明と引用元をメモって行きました。

付箋や鉛筆と消しゴムは準備した方がスムーズです。


収入印紙の説明

収入印紙は申請ごとに1,000円で、抵当されている箇所ごとに1,000円だそうです。

いづれにしろマンションの一部屋分と思いましたが、マンション共有部分にもそれぞれ抵当されているようです。


私たちのマンションは占有部分×1箇所と共有部分×3箇所で全部で4箇所とのこと。

確かに銀行の資料でもその旨記述されています(結果4,000円)。


申請完了(抹消は7月9日)

こうして相談・申請書作成・申請まで1時間程度で完了することができました。

7月1日に申請しましたが、7月9日に抹消完了の資料を受領すれば完了のようです。


最後に

私はこのような処理が全くの苦手で、1〜2万円のため自力(もちろん相談あり)で実施しましたが、結果的には「簡単という印象」です。


新たに作り出すものはなく、一字一句申請書へ転記するだけでした。


公共系は紙のドキュメントが全てなので、これからのIT化とはギャップを感じてしまいます。

このように「抵当権抹消の申請」も終え、無事にSIMロックも解除されよかったよかった。


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